カカオ研究所 cacaoken

カカオ研究所とは

about

カカオ研究所のはじまり
2014年の2月、勉強のため東京を訪れた時、面白いチョコレート屋さんがあると情報を入手していたので行ってみることにしました。
真冬で大雪の中、渋谷からバスに揺られて40分。
閑静な住宅街の中にそのお店はありました。
畳1畳もない店内は、木で作られた温かみのある雰囲気。
そこでは女性が一人でカカオ豆からチョコレートを作っていました。
これが後で知ることになるBean to Barといわれているチョコレートです。
極寒の中、バス停からお店まで歩いてたどり着いた私達は、まずお店のメニューにあったホットチョコレートを注文。
数分待って出てきたそのホットチョコレートを飲んだ瞬間、「おいしい!」と思わず叫んでしまいました。
それは、とてもフルーティで香りが強く、濃厚でかつスッキリとした今までに飲んだことのないチョコレートドリンクだったからです。
思わず「このチョコレートは何ですか?」と質問したところ、「ベトナムの豆から作ったチョコレートです。」と柔らかい雰囲気のその女性が答えました。

それからというもの、私達はカカオ豆からチョコレートを作る方法やベトナムのカカオ豆、その他Bean to Bar に関わることを調べていくうちに、自分たちでも独自のチョコレートを作ってみたいという気持ちになってきました。
思ったらすぐ行動。
みるみるうちに構想が広がり、いろんな出会いがあり、カカオ研究所が出来ました。
店名の由来
カカオは勉強すればするほど奥が深い。
栽培方法や発酵の仕方、乾燥などその時々の素材品質や気候によって変化し、味にも大きく影響します。
「まだまだ私達にはカカオについて研究が必要だね。」
「ほんと、こんなにも味が変化するなんて。」とカカオの難しさについて話をしていました。
そこで、研究の難しさ、こだわり、製造過程など、成果を発表する・・・
「“カカオ研究所”。」
「うん。カカオ研究所、いいね!」
会話の中からキーワードが見つかり、店名が生まれました。

お店で発表されたチョコレートをお客様に評価してもらって、またより良い商品にするために改良していく。
そんなカカオ研究所でありたいと思っています。
研究員紹介
中野富美子
カカオ研究所 創業者
中野 富美子

義理と人情を大事にする、筑豊炭鉱育ちの4人兄弟の末っ子。男兄弟に囲まれて、可愛がられたが、教師であった両親に厳しく育てられる。正義感が強く、納得がいくまで粘り強く突き詰め真実を知りたいと常に願う。エネルギッシュで何があろうとも立ち上がる強さは、誰にも負けない。
数年前に義父が創業した地元菓子製造販売会社の副社長を務めていたが退任。夫と一緒にまた仕事がしたいと奮起し「カカオ研究所」をオープン。毎日お店に立ち、お客様と会話を楽しみながら、より多くの方々にBean to Barの美味しさ、面白さを知っていただくために、日々精力的に販売を行っています。

中野利美
カカオ研究所 所長
中野 利美

味覚に優れ、カカオへの探求心は凄まじい。宵越しの金は持たない炭鉱男。発想力と行動力は、還暦を過ぎた今でも現役で精力的に活動しています。
代々引き継いできた菓子製造販売会社を20数年社長として務めた経験を活かし、支えてくれた妻とともにカカオ研究所をスタート。カカオの魅力にとりつかれ、カカオ豆からチョコレートを作るBean to Barの世界を研究しています。
栽培、発酵から乾燥、焙煎など知れば知るほど面白く、カカオの奥深さを感じる毎日。今ではベトナム農園と一緒に栽培から関わり、工場を作り製造指導も行い、より良い品質のカカオ豆作りを行うと同時に、労働問題改善など、より良い環境作りにも取り組んでいます。

コンセプト
1. 原点
 カカオ栽培から加工まで、すべての過程について研究しています。
2. 美容と健康
 昔は薬としての役割を果たしていたカカオ。美容と健康に良い自然食品としての効果の研究を行っています。
3. Farm to Table(農園から食卓へ)
 カカオ農園から食卓へ。生産者とのつながりでより良い関係を目指しています。